再警戒 2020 7 4

 新型コロナウイルスについては、
東京都内において、グラフで見ると、
新規感染者の数が、5月中旬を底として増え始め、
6月下旬から明確に増加しています。
 また、感染経路不明の人も、
6月中旬から増加しています。
報道によれば、若年層が多いという。
 もしかすると、若年層は、
新型コロナウイルスに対する警戒心が緩んできたかもしれません。
 確かに、若年層は新型コロナウイルスに感染しても、
無症状で終わる人が多く、
「風邪のようなものだ」と考えているかもしれません。
 しかし、「高温」・「多湿」・「紫外線が最も多い」という時期に、
流行する風邪は考えにくいのです。
 そもそも、一時期、湿度が高くなって、紫外線が多くなると、
新型コロナウイルスは収束するのではないかと言われていましたが、
そのような希望は、見事に打ち砕かれてしまいました。
 さらに、衝撃的だったのは、
東京都の抗体陽性率が0.10%だったことです。
 ニューヨークでは、地区によっては、
抗体陽性率が20%を超えていましたので、
東京都も、似たような数字になるかと期待していたのです。
 そこで、気になる記事が、
2020年7月3日の「NEWSポストセブン」の記事です。
「新型コロナの抗体は2〜3か月経つと急激に減少する」
 6月18日、英医学誌『ネイチャー・メディシン』に
中国・重慶医科大学などの研究チームによる論文が掲載された。
 研究チームは、今年4月上旬までに、
重慶で新型コロナに感染して症状が出た患者37人と、
症状が出なかった患者37人について、抗体の量の変化などを調査した。
それによると、感染後しばらくして作られる「IgG抗体」が80%以上の人で検出された。
 しかし、退院から2か月後には、抗体が検出された人のうち、
症状があった人の96.8%、無症状の人の93.3%で抗体が減少したことが判明した。
減少割合は、半数の人で70%を超えたという。
(中略)
 国際医療福祉大学教授の一石英一郎(いちいし えいいちろう)さんが説明する。
「今回の研究結果の通りに抗体が減少するなら、
再感染のリスクが高いことになります。
特に若年者の抗体が消えやすいとされるので、若者の再感染に対し警戒が必要です。
無症状の若者がウイルスを蔓延させる危険性があります」
(引用、以上)
 もし、抗体が減少するという仮説が正しいならば、
永久に「集団免疫」は成立しないということになります。








































































スマートフォンのトップページへ